発表によると、検察事務官は昨年8月、病気のため休職し、同10月に復職したが、事件捜査に当たるための法務相への上申手続きを失念したという。事務官は昨年10月28日~今年1月23日、大分区検で道交法違反など計164件の事件捜査に当たった。
67件が略式起訴、97件が不起訴となったが、地検は判決が確定していない事件は正式に起訴し、確定した事件は検事総長が最高裁に非常上告を申し立て、裁判を行うことを検討しているという。それぞれの件数は明らかにしていない。
(2012年2月1日 読売新聞)
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道交法違反「など」とありますので、はっきりした数字はわかりませんが、
約3ヶ月間で164件あった事案中97件が不起訴と言うことは
59.1%が不起訴になったということになります。
この不起訴率では、全国でもベスト5入りしてしまいますので(笑)、
若干道交法案件以外も混じった母数なのか、
あるいはこの検事が個人の好みで不起訴を多くだしていたか
のどちらかでしょう。
以下は道交法事案に関して
不起訴率の高い地検ベスト5(2007年~2010年平均値)
1位:東京地検 73.9%
3位:千葉地検 58.2%
4位:岐阜地検 54.8%
5位:静岡地検 54.5%
・
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28位:大分地検 28.7%
だそうです。
くわしくはこちらにありますので、興味ある方はご覧ください。
しかし、「確定した事件は検事総長が最高裁に非常上告を申し立て、
裁判を行うことを検討している」とのことなので、
不起訴扱いになった方々の処遇が気になります。
もしかして、有史以来ほとんど記録が見つけられない、
一時不停止違反による正式裁判などがなされるかもしれません。
結論として、暇な地方検察は幸せですね。
青切符程度の「凶悪」犯罪を犯したドライバーの再捜査に
人員や予算をかける余力があるわけですから。
市民の権利よりも自組織のメンツを
重視しているに他なりません。
2位:広島地検 65.8%