いやはや、やはりすごいぞ静岡県警。
警察不祥事の調査や服務規定違反の取り締まり、
監視などに携わる県警主任監察官あがりの
署長さんでこの有様ですから。
ワタクシが考えるに、
警察官個人ではなく
組織と仕組みが
末期症状を迎えていると思います。
このような腐敗に満ちた組織に
理不尽な交通違反切符を切られたならば
正々堂々否認しましょう。
それが警察官個人をも救うことができる
数少ない有効な市民運動だと思います。
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松嶋勝己署長 |
磐田署が署員の不祥事を県警本部に報告していなかったとして、内部の不正を調べる県警監察課が、松嶋勝己署長(57)から事情聴取していることが分かった。松嶋署長が隠蔽(いんぺい)した疑いがあるとみて、組織的な関与の有無も含め全容解明を進めている。
問題を受けて県警警務課は2日、松嶋署長を警務部付とする人事を発令した。岩崎敏警務部長は、更迭の理由を「調査の中で不適切な事情が一部判明した」と説明。松嶋氏の主張については「調査中のため現時点で答えられることはない」と述べるにとどめた。
同課によると、ことし2月に関係者から情報提供があり、調査を始めた。同課は「事実ならば厳正に処分する」とする一方で「情報提供があるまで事態を把握していなかった」としている。
関係者によると、不祥事を起こした署員は磐田署地域課の3人で、交番や駐在所に勤務。2010年に駐在所員がパチンコ店で盗撮、交番員の1人が寮費を横領、別の交番員が同僚のゲーム機を盗む事件を起こしたとされる。
いずれも被害届は出ておらず、刑事事件として立件されていない。3人は発覚後にそれぞれ「一身上の都合」で依願退職したという。
署長就任の前は県警主任監察官
前磐田署長の松嶋勝己氏は2010年3月、警察不祥事の調査や服務規定違反の取り締まり、監視などに携わる県警主任監察官から磐田署長に異動した。
警察関係者によると、松嶋氏は昨年春ごろ、静岡市葵区内で乗用車を運転、スピード違反で交通違反切符(青切符)を切られた。道路運送車両法で定めた住民登録地変更後の自家用車の車両ナンバー変更を、県警監察課から指摘されるまで約1年8カ月間怠ったこともある。
ただ、いずれのケースも警察庁の指針で発表の対象となる「私的な行為に係る停職以上の処分」などに該当しないことから、公表されなかった。
同課は情報提供があるまで問題を把握していなかったとする一方で「そうしたうわさはあった」と話す。県警内には「本部の幹部も知っていたはず。組織ぐるみの隠蔽も否定できないのでは」と危ぶむ声もある。