滋賀県のみなさんにはきっと有名なスピード違反検挙スポットなんでしょうね。
なにせ
「高島署が昨年に取り締まった
速度違反1177件のうち
507件(43%)が付近での検挙という。」
のですから。
そんな美味しい狩り場で起きた
痛ましい死亡事故。
犠牲者や関係される方々に心より哀悼の意を表します。
しかし、滋賀県警高島署にはカモがネギしょって生贄に
なってくれたとしか思えない僥倖でしょう。
なぜならこれを理由に、
制限速度を60km→50km/hに
=検挙が一層楽ちんに。
ポストコーンの設置で
警察OB受け皿会社にお金を流す。
ことが正々堂々できるのですから。
この邪悪なシステムは
無くなった3名の生命を
すべて自身の糧として吸い尽くす勢いですね。
さて、交通事故に限らず、
なにかしら痛ましい事故が起こったために
規制が強化されつづけるという呪縛型社会構造と
なりさがった我が国。
ワタクシからするとこれは現在の我が国の
限界が露呈しているとしか思えません。
たとえば、今回の事故現場は一日に1000台
通過する道路だとします。
1年間では36万5千台が通過します。
で、今回6年ぶりに死亡事故が発生しました(関連3台:死者3名)。
この事故に巻き込まれる可能性は、
単純計算で3台÷219万台から導かれるので
0.0000013%
(30年以内にジャンボ系宝くじ10枚(3000円分)を毎回買い続けて
1等が当たる確率が約「0.00018%」だそうです。)
この100万人に一人の確率を論拠として
速度制限強化と安全対策費用の
増額と騒ぎ立てるのは、
規制することによって自組織に
益がある以外に合理的な理由が
見つけられません。
たしかに、100万分の一を軽んじたために
原発の津波を前に致命的な弱点を露呈しました。
しかし、事故が発生したあとの被害を一考すれば
「究極のところ」せいぜい個人の命が危機にさらされるに過ぎない交通事故と、
地域や国家そのものが危機にさらされる原発事故を、
同一思想でとらえる方が正常な思考を
失っているに他なりません。
つまり、腐敗した行政組織は
99万9999人の一般国民よりも
自組織の利益を追求するという事実と、
そして、その腐敗の増大を許している
根源はワタクシ達
慎ましやかな国民自身の言動であることを
決して忘れてはなりません。
この国の多くの規制が、
国民のためを思って制定されるという幻想は、
さくっと捨てた方がよいでしょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
高島市鵜川の国道161号で母子3人が死亡した11日の追い越し・衝突事故を受け、再発防止を図る県警などの検討会が15日、現地で行われた。高島署は「速度超過と無理な追い越しが原因」とみており、県警などは、追い越しを抑制するポストコーン(柔軟性のある支柱)を現場一帯の中央線約600メートルに設置するなど即効性のある対策を取る。
検討会には県警、国交省滋賀国道事務所、高島市から約20人が参加した。事故は、南向きに片側2車線が1車線に減り、右カーブから直線に戻った地点で起きた。この間約500メートル。県警はポストコーンの設置を滋賀国道事務所に要請。さらに、運転者に車線の減少を早めに知らせる表示も工夫する。
県警によると、現場周辺はスピードが出やすく、高島署が昨年に取り締まった速度違反1177件のうち507件(43%)が付近での検挙という。原田篤・高島署長は「現場付近では6年間、死亡事故がなかった。速度などの取り締まりを強めたい」と語った。
現場
http://maps.google.co.jp/maps?rls=com.microsoft:ja:IE-ContextMenu&oe=UTF-8&rlz=1I7GFRE_jaJP376&q=%E9%AB%98%E5%B3%B6%E5%B8%82%E9%B5%9C%E5%B7%9D&um=1&ie=UTF-8&hq=&hnear=0x60019a23a538c92d:0x3cded857507001ef,%E6%BB%8B%E8%B3%80%E7%9C%8C%E9%AB%98%E5%B3%B6%E5%B8%82%E9%B5%9C%E5%B7%9D&gl=jp&ei=K5U8T_mAC4admQX3lPXEBw&sa=X&oi=geocode_result&ct=title&resnum=1&ved=0CCIQ8gEwAA
引用
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20120216ddlk25040514000c.html