いやはや、神奈川県警浦賀署の二警官は災難でしたね。
哀れなノルマに追われた初老警官お二人の
回復を願わずにはいられません。
土曜日早朝六時からせっせと、
自らに課された取り締まり
努力目標を達成するために、
交通量が少なく、
だれもが速度違反を犯す県道を選んで、
無辜のドライバーを取り締まろうとしていたところ、
本当の悪人が現れて、
危うくひき殺されかけましたとさ。
悪人は逃げ切り、
善人は咎めをうける。
現在の警察がおこなう交通違反取り締まりは、
本当に取り締まるべきドライバーが誰なのか?
ということを、意図的に誤って解釈、運用
している証左に他なりませんね。
・・・・そもそも、古今東西の殆どの行政機関は、
自組織の影響力を最大化することのみを
目的として活動します。
安寧な時代が半世紀以上続いたこともあり、
少ないながらも存在する、
志高い役人の自浄作用も期待できず、
本来、行政を指導、監督するべき政治家達は、
政党間の権力闘争にしか興味を持たないため、
行政機関は自組織が拡大できるための
政策立案にいそしむことが出来ます。
(財務省のみなさん、あなたたちがもっとも偉大な事例ですよ)
すくなくとも交通違反取り締まりに
関わる現在の警察組織は、
その典型的腐敗例です。
余談ですが、防衛省ですら、20年前以上前から
叫ばれていたにも関わらず、対ロシアから対中国に
未だきちんとシフトできずにいます。
しかし、役人とは本来そういうものです。
必ず変化を嫌います。
前例にそって、慣例通りに物事をすすめ、
さらに予算増額を取り付けようとします。
なぜ変化を嫌う?
変化にともなって必ず発生する
リスクについて、
責任をとりたくないからです。
そういう意味では、現在の日本の政治家も一緒ですね。
ある意味、もっとも公務員らしい公務員かもしれません。
政治家、お役所。
意志決定の根源はすべて保身です。
私たち日本国民は、いつまでこんな茶番劇場につきあい
続けるのでしょうか?
ワタクシは、すくなくとも現在の警察の交通違反
取り締まりには、一切付き合うつもりはありませんがね。
本当に交通安全実現を目的とした
取り締まりが行われるまでは。
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毎日新聞 2012年09月22日 19時51分
22日午前6時ごろ、神奈川県横須賀市佐原3の県道で、交通違反の取り締まり中の県警浦賀署の渡辺延雄・交通課長(58)と中原巧順(よしのぶ)巡査部長(50)が、停止させようとした車にはねられ、腰や足の骨を折る重傷を負った。車はそのまま逃走し、同署は道交法違反(
)容疑などで行方を追っている。車は偽造ナンバーを使用していた可能性があるとみて調べている。
同署によると、現場は制限速度50キロの片側2車線の道路で、車は約40キロ超過の90キロ前後で走行していた。停止させようと手旗で誘導していた中原巡査部長をはね、さらに約10メートル先で渡辺課長もはねたという。車は黒っぽい色の乗用車で、確認したナンバーを調べたところ、登録されていないことがわかった。現場では当時、署員8人で取り締まりを行っていた。【倉岡一樹】
取締り110番道交法違反・交通違反で否認を貫き警察と闘うブログ http://blog.goo.ne.jp/rakuchi