2012年2月17日金曜日

速度守る「ペースメーカー車」導入 新年度から栃木県警

さすが我らが栃木県警。
我々ドライバーに対する情報操作に抜かりはありません。

つまり、速度超過=事故に直結する悪事
という構図を神格化したいわけですね。

そうすることで、速度違反取締りは
交通安全実現を目的とした
正義の施策であると
訴えたいわけです。

しかし、実際問題として
交通死亡事故の8割は
速度超過ではなく
安全運転義務違反を原因として
発生しており、

運転者・同乗者の死亡者減少は、
速度違反車両が減少したわけではなく、
車両そのものの安全対策進化による
恩恵が大きいという事実に触れないところが、

栃木県警の粗末な情報操作ぶりを
物語りますね。


・・・・ところで、ペースメーカー車が
追いつかれた車の義務違反として
110番通報された場合、遵法精神あふれる
栃木県警はやはり切符をきるんでしょうか。笑

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車の速度を抑えて重大事故の減少につなげようと、県警などは2012年度、制限速度を守って公道を走る「ペースメーカー車」を導入する。県内の事業所などに依頼し、車にペースメーカー車を示すステッカーを貼って制限速度を守ってもらうことで、後続車の速度も抑える狙い。同様の取り組みを行う他県で死亡事故が減少した例もあり、本県でも効果が期待されている。

県警交通企画課によると、11年に県内で発生した交通事故の死者111人のうち、速度の出し過ぎが原因とされる死者は13人で前年比4人増。また四輪乗車中の死者は52人に上り最多だった。
 同課は「速度の出し過ぎは危険の発見が遅れ、車の制御が困難になる。衝突時の衝撃も大きくなり、重大事故につながる」とし、スピードダウン運動に取り組むことにした。
 ペースメーカー車は県内に約7千ある安全運転管理者選任事業所のほか、運送や宅配業者、県、市町などに依頼、ステッカーを配布する方針だ。一般県民の協力を得ることも検討している。
 11年4月にペースメーカー車を導入し、約3千台にステッカーを配布した山口県警によると、11年中の死者数は前年比22人減の74人で、統計の残る1951年以降で最少を記録。死亡事故直前の平均速度も時速46・8キロで、前年より4・4キロ遅くなったという。
(2月17日)

2012年2月16日木曜日

高島の母子3人死亡事故:中央線に支柱、追い越し抑制 /滋賀 高島の母子3人死亡事故:中央線に支柱、追い越し抑制 /滋賀



滋賀県のみなさんにはきっと有名なスピード違反検挙スポットなんでしょうね。

なにせ
「高島署が昨年に取り締まった
速度違反1177件のうち
507件(43%)が付近での検挙という。」
のですから。


そんな美味しい狩り場で起きた
痛ましい死亡事故。
犠牲者や関係される方々に心より哀悼の意を表します。


しかし、滋賀県警高島署にはカモがネギしょって生贄に
なってくれたとしか思えない僥倖でしょう。

なぜならこれを理由に、
制限速度を60km→50km/hに
=検挙が一層楽ちんに。

ポストコーンの設置で
警察OB受け皿会社にお金を流す。
ことが正々堂々できるのですから。


この邪悪なシステムは
無くなった3名の生命を
すべて自身の糧として吸い尽くす勢いですね。


さて、交通事故に限らず、
なにかしら痛ましい事故が起こったために
規制が強化されつづけるという呪縛型社会構造と
なりさがった我が国。

ワタクシからするとこれは現在の我が国の
限界が露呈しているとしか思えません。


たとえば、今回の事故現場は一日に1000台
通過する道路だとします。

1年間では36万5千台が通過します。
で、今回6年ぶりに死亡事故が発生しました(関連3台:死者3名)。

この事故に巻き込まれる可能性は、
単純計算で3台÷219万台から導かれるので
0.0000013%

30年以内にジャンボ系宝くじ10枚(3000円分)を毎回買い続けて
1等が当たる確率が約「0.00018%」だそうです。


この100万人に一人の確率を論拠として
速度制限強化と安全対策費用の
増額と騒ぎ立てるのは、
規制することによって自組織に
益がある以外に合理的な理由が
見つけられません。


たしかに、100万分の一を軽んじたために
原発の津波を前に致命的な弱点を露呈しました。

しかし、事故が発生したあとの被害を一考すれば

「究極のところ」せいぜい個人の命が危機にさらされるに過ぎない交通事故と、
地域や国家そのものが危機にさらされる原発事故を、
同一思想でとらえる方が正常な思考を
失っているに他なりません。


つまり、腐敗した行政組織は
99万9999人の一般国民よりも
自組織の利益を追求するという事実と、


そして、その腐敗の増大を許している
根源はワタクシ達
慎ましやかな国民自身の言動であることを
決して忘れてはなりません。

この国の多くの規制が、
国民のためを思って制定されるという幻想は、
さくっと捨てた方がよいでしょう。


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高島市鵜川の国道161号で母子3人が死亡した11日の追い越し・衝突事故を受け、再発防止を図る県警などの検討会が15日、現地で行われた。高島署は「速度超過と無理な追い越しが原因」とみており、県警などは、追い越しを抑制するポストコーン(柔軟性のある支柱)を現場一帯の中央線約600メートルに設置するなど即効性のある対策を取る。
検討会には県警、国交省滋賀国道事務所、高島市から約20人が参加した。事故は、南向きに片側2車線が1車線に減り、右カーブから直線に戻った地点で起きた。この間約500メートル。県警はポストコーンの設置を滋賀国道事務所に要請。さらに、運転者に車線の減少を早めに知らせる表示も工夫する。
県警によると、現場周辺はスピードが出やすく、高島署が昨年に取り締まった速度違反1177件のうち507件(43%)が付近での検挙という。原田篤・高島署長は「現場付近では6年間、死亡事故がなかった。速度などの取り締まりを強めたい」と語った。

現場
http://maps.google.co.jp/maps?rls=com.microsoft:ja:IE-ContextMenu&oe=UTF-8&rlz=1I7GFRE_jaJP376&q=%E9%AB%98%E5%B3%B6%E5%B8%82%E9%B5%9C%E5%B7%9D&um=1&ie=UTF-8&hq=&hnear=0x60019a23a538c92d:0x3cded857507001ef,%E6%BB%8B%E8%B3%80%E7%9C%8C%E9%AB%98%E5%B3%B6%E5%B8%82%E9%B5%9C%E5%B7%9D&gl=jp&ei=K5U8T_mAC4admQX3lPXEBw&sa=X&oi=geocode_result&ct=title&resnum=1&ved=0CCIQ8gEwAA

引用
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20120216ddlk25040514000c.html

2012年2月15日水曜日

放置駐車取締り、194万件…2011年


さすが無く子も黙る警視庁。

震災による各都道府県の
行政制裁金減収を食い止めるため
必死でがんばりました。
(厳密には警視庁から業務委託をうけた外部事業者^^)

その甲斐あって、前年比より
わずか2%減ですませたとのことです。


被災地が猫の手を借りてでも
復興しなければならない時に、
重大極悪犯罪である放置違反を
前年よりも1.35倍も
取り締まるのですから、
ホントにお見事なご活躍です。



1000年に一度といわれる国難に際しても、
自分の縄張りの金を
最優先したのですから。



やはりこの国の政治屋・官僚組織が
自ら「正常な感覚」を取り戻すことは
二度とないと確信しました。

国益>自省益という
バランス感覚さえ
欠如してしまっているのですから。


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2012年2月15日(水) 08時15分


2011年における全国の放置車両確認標章の取付件数は、四輪車と二輪車の全車両あわせて194万3439件だった。東日本大震災による被害が各地に及んだこともあり、対前年比で4万1866件減少した。警察庁への情報公開請求の結果わかった。

都道府県別にみると、年間で最も多くの取締りが行われたのは東京都(警視庁)の50万1039件、逆に最も少なかったのは、山梨県の450件だった。東京都と山梨県の格差は1113倍で、四輪車と二輪車の車種に関わらず、駐車問題が偏在していることを伺わせる。

取締りが多かった10都道府県は、東京都、大阪府、神奈川県、愛知県、兵庫県、埼玉県、千葉県、福岡県、京都府、北海道と続き、大都市を抱える場所で多くの取締りが行われている。上位10都道府県の取締件数は合計で170万3718件で、全国の88パーセントを占めた。また上位3都県だけで100万件を超えた。

2010年との前年比較では、東京都(警視庁)が35万件から50万件へ大幅に取締りを増やした。東京都の取締り増加分だけで他県の取締り減少を底支えした感がある。首都圏では神奈川県は23万件から20万件へ、千葉県は11万件から9万件へ減らした。10年に全国トップだった大阪府は前年比で1万件減少し、東京に次ぐ2番目となった。兵庫県も3万件減らしている。

放置駐車とは、運転者がすぐに運転できない状態にある車両のこと。その中でも駐車規制に触れ、駐車監視員や警察官によってステッカー(確認標章)を取り付けられた件数を、確認標章取付件数と集計し、いわゆる駐車違反と同じ意味で扱われている。道路交通法の改正で定義された。この数字には、車両の所有者が行政制裁金として支払った場合と、営業車などを運転し、運転者が自分の責任として反則金を支払った分の両方が含まれている。

2011年 都道府県別の確認標章取付件数(括弧内は2010年)
1:警視庁 50万1039(37万1885)
2:大阪府 34万0600(35万4437)
3:神奈川県 19万6545(22万8362)
4:愛知県 16万1843(19万3581)
5:兵庫県 10万9406(13万3543)
6:埼玉県 9万4608(9万3840)
7:千葉県 9万1746(11万0389)
8:福岡県 7万3050(8万4259)
9:京都府 7万2764(7万2016)
10:北海道 6万2117(6万5009)

45:岩手県 864(1840)
46:秋田県 777(1090)
47:山梨県 450(464)


http://response.jp/article/2012/02/15/170005.html

2012年2月14日火曜日

レインボーブリッジで白バイ事故、一時通行止め

48歳になっても、
ノルマに追われて
2月の寒空をバイクで
走行してたのでしょうね。

どんな組織でも、最前線の下級兵士の生死には一切関わりなく、
システムはただ回り続けます。

システムの哀れな尖兵に過ぎない彼が、
一日も早く回復しますように。
(元気になったら、もう現場勤務はやめましょうね・・・。) 

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4日午前11時40分頃、東京都港区台場の臨港道路で、レインボーブリッジを走行していた警視庁交通機動隊の男性警部補(48)の白バイが転倒し、警部補は右脚骨折の重傷を負った。
 警部補は勤務中で、単独で現場を走行中だった。東京湾岸署が事故原因を調べている。
 この事故の影響で、臨港道路の下り線が同日午後0時10分から、約3時間30分通行止めになった。
2012年2月4日17時49分  読売新聞)

福岡県警が4人処分、捜査書類隠した巡査長ら


巡査長はなぜ「職務質問の実績を増やしたかった」の
でしょうか?

ノルマ(=警察用語でいう「目安」)を
こなさないと
厳しく叱責されるから。

ワタクシ達の常識的な社会通念から導かれる答えは
これしかないと思います。

現場の警察官には少なくとも3つのノルマが課せられていることに
間違いは無いと思われます。

・自転車窃盗検挙
・職務質問実施数
・交通違反検挙


ワタクシは警察組織の人事考課について
「ノルマを設定するべきでない」
と申しあげている訳ではありません。
(ノルマがないと役人は徹底的にサボりますので。笑)



問題は、
達成しやすい項目に対してノルマ
(件数)

おくことだと考えています。


特に、交通違反検挙は上2つと性質が異なります。
なぜなら、交通違反検挙がもつ本来の目的は
事故の撲滅であって、
検挙はその手段に過ぎないからです。

たとえるならば、注文をとれない営業マンであっても、
客先への訪問件数はきっちりこなしているという
理由があれば、組織から叱責されない状態ですね。


・・・・どんだけ昭和の管理手法なんでしょう。
これなら現場の警官でモラルの低い者ほど、
いかに楽して件数を稼ぐかに終始することくらい
火の目をみるより明かですね。

事故撲滅に関心無くても
件数さえあげれば、
ほめられるのですから。

神奈川県警につづき、福岡県警による
自転車窃盗検挙の自作自演。

こんな自浄能力のない無能行政組織を
そろそろワタクシ達自身の声で
指導してあげましょう。
それが現場警官とワタクシ達を幸せにする
有効な手段だとおもいます。


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http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20120210-OYS1T00181.htm


福岡県警は9日、捜査書類を自宅に持ち帰って隠していたとして、朝倉署地域課の巡査長(35)を公用文書毀棄きき容疑などで福岡地検に書類送検し、停職3か月の懲戒処分にした。ほかに、虚偽の捜査資料を作成するなどした粕屋、戸畑署員計3人を書類送検し、減給処分とした。
発表によると、朝倉署の巡査長は2005~11年の小倉北署地域1課勤務中、窃盗事件29件の「被害品発見報告書」など63点を自宅に持ち帰り、隠した。巡査長は「上司から捜査に伴う指導を受けるのが嫌で、面倒くさかった」と話し、9日付で辞職した。
粕屋署地域1課の警部補(58)と巡査長(36)は、自転車盗の「犯罪捜査報告書」で、交通事故が端緒だったにもかかわらず、自ら職務質問をして検挙したように虚偽記載したとして、虚偽有印公文書作成・同行使容疑で書類送検された。
巡査長は「職務質問の実績を増やしたかった」と供述している。
(2012年2月10日  読売新聞)

2012年2月13日月曜日

飲酒運転、2カ月で181件検挙 静岡

ほうほう、我らが静岡県警。
飲酒運転取締りをがんばったよ的な
広報を行っていますね。

ワタクシとしても、飲酒運転を取り締まること自体に
異議はありません。
むしろもっと効率よく徹底してやれるでしょと思います。

しかし、取締り活動の事後評価が欠如した
都合の良い報道をみても、
手放しで讃辞を贈る事はありません。

この報道では、
昨年11月から12月末までの2カ月間に実施した
「飲酒運転取り締まり強化期間」にて、
期間中全部で何件の検挙があって、
うち飲酒運転として検挙したしたのは
181件であったとの
実際の効果報告がありません。

もしかすると、他の検挙実績は
一時停止違反と速度超過などで
2000件とかかもしれません・・・。

余談ながら超絶優秀な福岡県警が昨年末に
実施した飲酒運転摘発活動の場合、
率打は3%でした。
#民間企業ならば責任者の
首が飛ぶ数値です。


このような説明がない限り、
警察は反則金と勤務評価目的の
取締りが最優先であり
飲酒運転を本気で撲滅する気など
さらさらないのでは?

という疑念が消えることは無いと思います。

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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120130/szk12013002030004-n1.htm
2012.1.30 02:02
 県警交通指導課は、昨年11月から12月末までの2カ月間に実施した「飲酒運転取り締まり強化期間」で、飲酒運転の取り締まり件数が前年同月比36件増の181件にのぼったと発表した。
 このうち、事故を含む逮捕者は同4人増の27人、死者数は同1人減の1人、人身事故は前年同期と同じ17件だった。飲酒運転の内訳をみると、「酒酔い」は2人、「酒気帯び」は176人だった。
 また、期間中、飲酒運転と知りながら同乗したとして検挙したのは3人。静岡中央署、三島署、焼津署の3警察署が検挙した。
 同課は、「飲酒運転者のみならず、車両提供者、酒類提供者、同乗者に対しても徹底した捜査を実施していく」としている。

6,000円で自転車盗難事件を捏造した神奈川県警 ノルマ至上主義の呆れた実態


地域差や部署差はあるにせよ
現在の警察組織の人事考課方式に
問題があることは
社会通念ある市民からすると、
明らかだと思います。

彼等は治安維持や交通安全のために
取り締まっているわけではありません。

取締りの全ては
現場は自分の身をまもる。
幹部は昨年の予算やOBを守る。

ことを最優先に取締りを行っています。




したがって、正義無き取締りには
断固合法的な否認を。

この積み上げがワタクシ達一般ドライバーと
現場の警察官を幸せにする、
有効な手段だと心から思います。

ごく一握りの警察幹部・OBの
懐を潤し続けるためのシステム。
戦後50年にわたって続くこの負の連鎖を
ワタクシ達の声で断ち切りましょう。

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http://www.cyzo.com/2012/01/post_9723.html
2012/1/26

神奈川県警は26日、自転車盗難事件を捏造し容疑者を検挙したとの虚偽の捜査書類を作成したとして、中原署地域課巡査の仲田正彦容疑者を虚偽有印公文書作成などの容疑で逮捕した。この事件は、かねてから取り沙汰されてきた警察のノルマ至上主義を図らずも露呈したものだと言えるだろう。

県警によると、仲田容疑者は友人の男性2人に犯人役と被害者役を依頼し、昨年9月に犯人役の男性に被害者役の男性が所有する自転車を無灯火で運転させて職務質問した上で、同署へ連行して虚偽の供述調書を作成した疑いが持たれている。犯人役の男性は逮捕や書類送検をしない微罪処分となっており、仲田容疑者から報酬として現金6,000円を渡されたという。まさに"捏造"と言える犯行で、仲田容疑者は容疑を認め「検挙した実績が欲しかった」と語っているというが、そこまでしなければならないほど警察のノルマは厳しいのか。

「警察はノルマの存在を絶対に認めようとしませんが、交通取り締まりに厳しいノルマがあるのは厳然たる事実です。過去に神奈川県警の交通取り締まりノルマの数字が発覚したことがあるのですが、そこには『取り締まりの目安』という名目で、"本部指定"や"署指定"によるさまざまな項目の交通取り締まりノルマの数字があったんです。たとえば05年で見ると、駐車違反の検挙目安が20万0,500件に対して実績が20万3,825件、信号無視が2万3,780件の目安に対して実績が2万2,695件と、どの項目も目安に近い数字の検挙が行われています。
県警は『目安だ』と強弁しますが、これはノルマ以外の何物でもないでしょう。この背景には、反則金の徴収ノルマや捜査報償費による組織的な裏金づくりがあるのは言うまでもありません」(県警記者クラブ所属の新聞社社会部記者)
無灯火自転車の取り締りは、昨今相次ぐ自転車の暴走や歩行者との接触事故などによるところが大きい。意外と知られていないが、自転車の夜間無灯火には5万円以下の罰金が科せられる。頻発する自転車事故を防ぐためにも無灯火自転車の取り締りが必要なのは言うまでもないのだが、それとは別に今回の事件のように自転車盗難の捜査という側面もある。
「今回の事件が起きた昨年9月も取り締まり強化期間だったそうですが、無灯火自転車を見つけると片っ端から呼び止め職質をかけて人を泥棒扱いするもんだから、市民の不興を買っています。そもそも、神奈川県警というのは全国でも群を抜いて不祥事の多い警察で、特にこの20年は酷く、藤沢北署の巡査長が3年間にわたり交通違反の10代女性を取調室に呼び出してはレイプを繰り返したり、鎌倉署の巡査長が制服着用のまま公務中に空き巣を行うという日本警察史上初の犯罪を起こしたりと、普通ではあり得ない不祥事が多発しているんです。あまりの腐敗ぶりに、県警の不正を監視する市民団体が設立されたことがあるほど」(同社会部記者)
もちろん、ノルマそのものが悪いわけではない。捜査の効果を上げるためにも一定の目標は必要だ。だが、そのノルマも実情にそぐわないほどの高い目標値であったりするなら、安全や犯罪防止ではなくノルマ達成が目的化することにならないだろうか。ましてや、それが不祥事体質の神奈川県警だとしたら......。今回の事件が物語るように、その答えは火を見るより明らかである。
(文=牧隆文)

元警察官が語る、交通違反取り締まり時の言い訳・言い逃れベスト5

すばらしい記事です!! 提灯記事を専門とするサラリーマン記者諸君には どんどん真似をするべきでしょう。 利害が相対する一方の立場の発言を 裏取りや調査もせず ただ聞いたことを記事にして 交通安全を声高に叫ぶ!    すばらしいw ...