2012年2月11日土曜日

名古屋市バス:「事故隠し」239人処分…過去最大規模

 今回はちょっと変わり種ですが、
警察と同じく地方公務員という組織の
思考ロジックを学ぶ上で役立つと思いましたので
引用しました。

記者会見した横井了二人事課長は
問題が起きた原因について
「事故処理、賞罰、事故削減の
取り組みなどに問題があったのに、
見直さずに前例踏襲したため」

はい。正直な課長さんだと思いますね。

むしろ、それ以外の理由で一般人が納得出来る
理由があるなら伺いたいところです。

さて、おなじ地方公務員である警察に当てはめると
ワタクシにはまったく同じ構図に見えます。

つまり交通課に勤める警察官達の
勤務評価方式には
致命的な問題があります。

検挙件数にノルマを課され、
事故発生数にはノルマが課されて
いないからです。
(現場警察官が課されるノルマについてはここが詳しいです。)

余談ながら、警察白書では「事故死傷者数ゼロを目指す」と
(毎年)明記していますが、それを実現するために
具体的な事故件数についての数値目標記載はありません。
(ちなみに検挙件数は、警察が作った目安(=ノルマ)を元に、
総務省が年度初めに毎年宣言してます。)

なんだかんだ言い訳をして
本来負うべき事故撲滅への責任を
華麗にスルーし続けています。
(経産省と東電とまるで同じロジックです)

つまり、顧客から審判をうけることのない
国家および地方公務員は
自浄能力をもたない組織であると
断言します。

民間営利企業ならば売上げが下がります。
政治家なら選挙に落選します。
したがって変革をせざるを得ません。

では公務員は?警察は??

この構図をみても
皆さんは警察は事故抑止を目的とした
交通違反取締りを行っていると
お考えでしょうか?
現行の方式に異議を唱える必要を
感じないでしょうか? 

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名古屋市営バスの事故報告書虚偽記載問題で市は10日、長谷川康夫交通局長を減給10分の1(1カ月)とするなど職員239人に対する処分を発表した。一つの案件で200人を超える職員が一斉処分されるのは初めて。河村たかし市長は「不適切な取り扱いを行ってきたことは誠に遺憾。失われた信頼を一日も早く回復できるよう全力を尽くす」とのコメントを出した。
 239人のうち虚偽記載による処分者は計142人。長谷川局長が最も重い処分となったほか、3人が戒告、138人が文書訓戒、文書注意、口頭注意となった。残る97人は事故を起こした運転士で、不適正な事故報告ではなく、事故を起こしたことに対し口頭注意処分とした。
 記者会見した横井了二人事課長は、問題が起きた原因について「事故処理、賞罰、事故削減の取り組みなどに問題があったのに、見直さずに前例踏襲したため」と説明。その一例として、10年6月に運転手が事故による乗客の治療代などを自己負担しようとし、乗客の指摘で発覚したことを挙げた。交通局はその際、各営業所に注意を呼び掛けただけで、制度は見直さなかったという。
 横井課長は、今回の処分では実際に事故処理を担当した営業所職員よりも本庁で管理する立場だった幹部職員や、問題発覚後も制度の改善をしなかった10年度以降の在職者の責任をより重視したと説明した。
 交通局によると、07年度以降、被害者の治療費や修理費を運転手が自己負担して事故を隠蔽(いんぺい)したり、報告書を捏造(ねつぞう)して事故を軽微に装うなど計269件の不正処理があった。
 この問題を巡っては、県警は11年9月に道交法違反(事故不申告)容疑で営業所を、同12月に虚偽有印公文書作成容疑で市役所を家宅捜索。中部運輸局は今月7日、報告義務があった事故を届け出なかったなどとして全10営業所のバス11台を計210日間の使用停止とする行政処分を出した。
毎日新聞 2012年2月11日 2時23分(最終更新 2月11日 9時41分)

2012年2月8日水曜日

「『警察24時』みたいに逮捕される」 女性巡査ひき逃げ容疑の男が自首、逮捕



「警察24時」的な警察賛歌番組が必ず民放で報道されますね。

賢明な諸兄には釈迦に説法となるかもしれませんが、
日本の報道機関と各官公庁には「記者クラブ」という暗黙の
取材制度があります。

たとえば、報道機関が警視庁に取材をしたい場合、
警視庁が指名した事業者のみが警視庁主催の会見場に出入りができ、
おおっぴらに取材することができます。

つまり、お上の許可を得なければ、
取材すらままならないシステムを作り上げているわけです。

報道機関からすると、記者が足で稼ぐことなく
ネタを記者クラブから提供されるため、
非常に効率的に情報収集できるわけですから。


したがって、各報道機関はこういう前述の賛歌番組を流すことで、
記者クラブでの取材許可を継続して得ようとする訳です。

しかも、「警察24時」あるのに、
「首相官邸24時」は存在しません。


この事実は、警察機構がいかに強大な
影響力を報道機関にふるっているかを
如実に表していると思います



もしも民放組織が
自身を報道機関と騙るならば
「警察24時」と同時に「警察不祥事24時」を
報道すべきです。
ネタには困りません!笑

警察だけでなく、完全たる正義を体現する組織などありません。
良いところ、悪いところ両方を知って、
はじめてワタクシ達自身で
判断できるようになるわけです。



・・・・・・といままで思っていましたが、
こういうやんちゃな兄さんには、警察24時的な番組の
効果があったのかもしれませんね。苦笑


しかし所詮警察発表なので、どこまで信頼できる情報かは微妙です。
「警察24時」番組の正当性を訴えたい
ばかりに、出頭した兄さんが冗談っぽく
いった言葉を鬼の首を取ったの如く
誇張して報道した可能性は
大いにありますね。

それが賢明ながん細胞の思考様式というものです。

民には知らしむべからず、由らしむべし
約2500年前、中国の論語に標された言葉を、
21世紀の日本で曲解して通用させようとする
統治者側の思想を垣間見た気がいたします。



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http://sankei.jp.msn.com/region/news/120207/chb12020722040004-n1.htm

2012.2.7 22:04
銚子市で5日夜、バイクに乗っていた銚子署の女性巡査(24)が、ひき逃げされた事件で、同署は7日、自動車運転過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、同市川口町、調理師見習い、鈴木雄貴容疑者(21)を逮捕した。
同署によると、鈴木容疑者は6日午後に同署へ出頭してきた。出頭の理由について鈴木容疑者は「(警察の活動を紹介するテレビ番組の)『警察24時』で、ひき逃げ犯が捕まっていたのを思い出し、きっと自分も逮捕されると思った」と話している。
逮捕容疑は5日午後8時25分ごろ、同市双葉町の県道交差点で、対向車線で右折のため一時停止していた巡査のバイクに接触。巡査を転倒させて軽傷を負わせ、逃走したとしている。
同署によると、鈴木容疑者は「相手がバイクなので、『大けがさせてしまっていたら』と思って怖くて逃げた」と供述している。

2012年2月7日火曜日

駐車違反 運転者出頭1割


・・・ほほう、さすが我らが鹿児島県警

鹿児島県は、日本の地方自治体の中でも、
警察組織が強大な権力を
握ってしまっている気の毒な自治体ですね。

地元に高度産業が存在しない地域で往々にしてみられる、
行政組織が地方豪族よろしく、
幅をきかせる地域の一つだと思います。


その彼等が、ある意味では完璧に目的を達成した集金システムに対して

「制度改善が必要だ」
という見解をお持ちらしいです。


この発言は、メディア向けのいわゆるリップサービスもしくは、
ホントに正義を願う末端警察官の魂の叫びなのかもしれませんね。

なぜなら放置違反金制度は、
駐車違反による反則金を
刑事裁判を経る必要もなく強制的に
ドライバーから徴収できることを目的として
成立した制度なのですから。

こんなに巧くできたシステムはなかなかありませんね・・。


それでもというなら、どんどん改革してくださいませ。
悪質違反者を検挙するならば
多くのドライバーの応援を受けられると思います。


古今東西、泥棒組織が自分に
手錠をかけて犯罪に及ぶさまを、
ワタクシはみたことが
ありませんがね。


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http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000001202050002


駐車違反をした運転者が反則金を支払わない場合、車の持ち主が放置違反金を納めなくてはならなくなってから5年半ほどになる。県警によると、これまで運転者が出頭したのは1割程度。持ち主として違反金を支払って、運転免許の違反点数を免れているとみられる。反則金や違反金の収納率は上がっているが、県警内部には「制度改善が必要だ」という声もある。
●ネットで「裏技」と紹介
放置違反金制度が始まったのは2006年6月から。駐車違反に反則金しか科せなかった旧制度では運転者の特定が難しく「逃げ得」になることもあったことから、道路交通法が改正され、車検証に記されている「使用者」ら持ち主も管理責任を問われるようになった。
県警交通指導課によると、県内で2006年6~12月に駐車違反の車に標章をつけたのは8287件。このうち出頭してきたのは1805件で、出頭率は21・8%だった。
その後、駐車違反の標章をつけたケースは07年2万636件、08年1万3943件、09年9184件、10年8058件、11年4761件と激減したが、この間の出頭率は8・9~12・5%にとどまっている。
交通指導課の担当者は「違反者が点数逃れのために出頭せず、持ち主として違反金を払っていることも考えられるが、はっきり分からない」と話す。持ち主に運転者が誰だったかは確認していないという。
インターネット上では、車の持ち主として違反金を納め、違反点数を付加されるのを免れる手法が「裏技」として紹介されている。これに対し、警察庁は「この制度は全体として悪質な運転者の逃げ得を許さない考え方から導入されたものであり、何らかの方法で関係者の責任追及がなされることが重要だと認識している」としている。 
●収納率向上には効果
警察庁によると、反則金と放置違反金の収納率は2010年末で9割以上。放置違反金制度が始まる前の05年は7割台で、警察庁は「制度導入の効果が出ている」としている。
県警によると、県内の収納率は制度開始以降、97%ほどで、「以前に比べ上がっている」という。
違反金を納めないと車検を受けられなくなったことが大きい。鹿児島運輸支局によると、未納者の情報は端末に登録され全国で共有されている。県警によると、未納で車検をいったん拒否されたケースは制度導入後999件あり、結局は全員が納めたという。
督促しても違反金を支払わない場合は、口座を差し押さえて徴収することもある。県警は制度開始から昨年末までに252件を強制徴収した。県内の違反金の累積滞納額は昨年末の時点で2160万円となっている。 
●レンタカーの時 業界と警察連携
レンタカーの借り手が放置駐車違反をした場合、警察からレンタカー会社に連絡が来るようになっている。
全国レンタカー協会によると、昨年6月からの半年間に警察から連絡が来た客の駐車違反は7809件あった。4458件の関東地方のほか大阪や名古屋周辺が多く、県内ではなかった。
同じ半年間に借り手が反則金を支払ったケースは5019件。借り手がレンタカー会社に金を預けてレンタカー会社が支払ったケースは1349件あった。担当者は「レンタカー会社が払えば借り手は違反点数がつかないが、それを知っているのかは分からない。『払いに行くのは手間がかかる』と言って頼んでくる」と話す。借り手が支払わず、レンタカー会社が肩代わりしたケースは416件。こうしたケースは県内では報告がないという。(祝迫勝之) 
◇放置違反金制度
駐車違反の反則金を運転者が違反翌日から30日以内に支払わなかった場合、同額が持ち主に科される制度。普通車の場合、駐停車禁止場所で1万8千円、駐車禁止場所で1万5千円。違反金を納めないと車検を受けられない。違反金の納付命令を繰り返し受けると車両の使用が制限されることもある。駐車違反をした運転者が特定されると運転免許の違反点数が付加されるが、放置違反金を支払う人には付加されない。
2012年02月06日朝日ドットコム鹿児島版より

交通事故死 全国最少26人(鳥取県)

さすが我らが超絶優秀鳥取県警。
県下2011年度の交通事故発生状況を振り返り、
全国最小となった交通事故死亡者数について、
自分たちの活動の成果だと豪語されておられるようです。


率直に申しあげましょう。
れぞ、お役所の大本営発表の典型例です。

ワタクシ達はこのような茶番を信じる必要はありません。




たしかに、「県警交通事故抑止対策室」なる組織が全く貢献しなかったとは思いません。

しかし、同対策室が行った活動として、
広報活動や、地域ごとの事故形態の特徴を踏まえて
スピード違反対策などに取り組んだことが
効果を上げたのではと分析。
というコメントをみると
「無能組織の極み」を目の当たりにした
気持ちになります。

賢明な諸兄はご存じだと思いますが、
人身事故発生の最も大きな要因は
「安全運転義務違反
(=ぼーっと運転してました)」であり、
決して「速度超過(=スピード違反)」では
ないことが
統計データをみれば一目瞭然です。

しかし、「安全運転義務違反」は取り締まることが難しい違反です。
お役所の発想からすると、
「だったら、取締りが簡単な速度違反検挙をすれば良い」
という短絡的な結論に達します。

この姿は、本当に交通事故を抑止する気が
ないために、
方法を変革する意志も勇気もなく、
事故抑止という目的を忘れ、
慣例手段に拘泥するお役所の末路に
他なりません。


全国的にみても、人身事故自体は減少傾向にはありますが、
依然として1970年と同じ高い値にあります。
にも関わらず、交通事故死亡者数のみが激減しています。

この事実は何をしめすか。

シートベルト着用率の向上と
車メーカ側の安全対策向上

この2つが大きな要因であって、
少なくとも現状の速度超過検挙方式が
貢献したものでは無いことを断言します。


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(鳥取)県警は、2011年の交通事故発生状況をまとめた。死者数は26人(前年42人)で1953年以来、58年ぶりに20人台となり、3年ぶりに全国最少となった。事故の件数、負傷者数も前年から大きく減少。背景には、県警交通事故抑止対策室の設置や山陰道・東伯中山道路の開通効果などがあるとみられるが、その一方で高齢者が亡くなるケースや、飲酒運転による事故は依然として多く、県警は引き続き、啓発などを強化していく。(進元冴香)
県内の事故による死者数は、08年まで6年連続で減っていたが、09年からは2年連続で増加していた。前年からの減少率(38・1%)は、2位の石川県の31・3%を引き離し、全国最高という。一方、事故件数は1668件(同1812件)で、負傷者は2076人(同2273人)だった。
死者数や事故件数が減少した理由として、県警は「複合的な要因がある」とする。その一因として、昨年3月の同対策室の設置を挙げ、広報活動や、地域ごとの事故形態の特徴を踏まえてスピード違反対策などに取り組んだことが効果を上げたのではと分析。昨年2月の山陰道・東伯中山道路の開通や、10月に自転車の傘差し運転などを禁じる県道路交通法施行細則が施行されたことに伴う啓発活動の波及効果なども考えられるという。
一方、亡くなった人を世代別に見ると、65歳以上の高齢者が18人(同19人)で69・2%を占め、前年の45・2%から大きく増えた。また、飲酒運転による事故も29件と前年より9件増えたほか、取り調べを受けた件数も145件(同129件)とアップするなど、課題が浮き彫りになった。
県警交通企画課の担当者は「現在の減少傾向を一時的なものにせず、長期的に持続するためにも、広報活動や検問の強化を継続的に取り組みたい」と話していた。
Q 県内の交通事故による死者数の推移は?
県警の過去60年のデータによると、1953年に21人となり、20人台となったが、その後は、車の増加に伴って上昇傾向が続き、71年に現在までの最高となる134人を記録。以降は減少に転じたものの、2004年までは50人以上で推移していた。事故件数も1971年の4706件が最多。
Q 近年の課題は?
A 県警によると、園児の頃から交通安全教育を受けた子どもは交通事故への意識も高いが、高齢者の中には、そうした教育を受けておらず、運転免許を持たない人も多いため、事故に遭うケースが目立つという。少子高齢化が進む県では、若い人がお年寄りに声かけをするなど、地域を巻き込んだ活動が必要と県警は考えている。
Q 県警はどのような広報活動をしているの?
A 自治会などと協力し、高齢者の家を1軒ずつ回り、事故防止の助言や、自転車や靴用の反射材の配布や設置を手伝っている。昨年2月からは、トラックの荷台に運転能力や視野を診断できる機械を積んだ「ことぶき号」で各地の公民館などに出向いている。ほかにも、幼稚園などで、紙芝居や腹話術などを使った交通安全教室も開き、子どもが関心を持てる工夫もしている。
(2012年2月7日  読売新聞)

2012年2月3日金曜日

「早く帰りたい」と速度違反2回、辞職した刑事


この刑事さん、2回目だったんですねぇ・・・。

両方とも未明の速度超過。
それもお仕事帰りだったというから
背景的には可哀想に感じます・・・。
しかし、「固定式オービス」に引っかかるとは
ずいぶんな胆力を持った若者ですね。。。

彼がもらったのはいわゆる赤切符というやつですが、
略式裁判で事をすませることは出来なかったようです。
しかも、検察からの求刑は懲役刑ですね。
(一般的には罰金刑)

これは典型的な演出型トカゲの
尻尾切りに見えます。

警察官が何か事を起こしてしまったときは、
社会問題化させることなく迅速に処理するのことが一般的です。
今回もオービスでなく、
追尾やネズミ取りならば
その場で揉み消したでしょう。

しかし、一旦社会問題化されると、
スケープゴートよろしく
「俺たちは身内にも厳しいんだぜ!」
と言わんがばかりの厳しい措置にでますね。
もちろん、これは彼が若く周りへの(悪)影響力が
ないことから可能な事です。

まあ、よく民放で流される「警察24時!」の
「正義の演出」だと思って良いでしょう。


警察が身内に厳しい処罰を与えたとの報道を目にすることは極めて希な例です。
だからこそ、事件を隠せないときで対象者が若く非力な人物で
あったとき、エキセントリックな逆転反応が起きます。
(そもそも隠蔽した不祥事は表面化することすらありませんからね。)

このような事象をみていると、
警察の隠蔽コンプレックスを
強く感じざるを得ません。

警察官ではないワタクシ達一般ドライバーは
取締り時に優遇も冷遇も受ける必要はありません。
危険性はなかったと主張できるならば、
正々堂々否認をしましょう。

いうまでもなく、現場での録音を決して
忘れてはいけません。

組織的揉み消しと捏造が
彼等が有する最大の武器なのですから。


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速度違反を繰り返したとして道路交通法違反の罪に問われた愛知県一宮市、元愛知県警岡崎署員城(たち)勇被告(23)の初公判が30日、名古屋地裁岡崎支部で開かれ、城被告は起訴事実を認めた。


検察側は「警察官でありながら2回も違反した。早く帰宅したいという動機で酌量の余地はない」として懲役6月を求刑した。

起訴状などによると、城被告は岡崎署刑事課員だった昨年10月11日未明、岡崎市内の国道1号で、制限速度を45キロ超える95キロで乗用車を運転、さらに同28日未明、同じ場所で制限速度を72キロ上回る122キロで捜査用の乗用車を運転したとされる。いずれも豊橋市内で捜査後に戻る途中だった。

検察側は被告人質問で、1回目の違反後、警察からの出頭に応じなかったことを明らかにした上で、その理由を尋ねると、城被告は「出頭しなければそのまま済むのではないかと思った」と述べた。城被告は今回の違反で県警から減給10分の1(3か月)の懲戒処分を受け、辞職した。

(2012年1月31日13時34分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120131-OYT1T00026.htm


2012年2月14日 追記

罰金刑ではなく、
執行猶予3年、執行猶予6ヶ月が
名古屋地裁岡崎支部から下されたようです。

やっぱり控訴はしないでしょうね・・・。


元岡崎署巡査の道交法違反:速度オーバーで有罪--地裁岡崎支部判決 /愛知

 捜査車両で制限速度を72キロオーバーして走行したなどとして道交法違反の罪に問われた元岡崎署巡査、城勇被告(23)=依願退職=に対し、名古屋地裁岡崎支部は13日、懲役6月、執行猶予3年(求刑・懲役6月)の判決を言い渡した。
 戸苅左近裁判官は「超過の幅は大きく危険。警察官の立場にありながら、交通法規に関する規範意識が希薄だった」と指摘した。
 判決によると、城被告は岡崎市内で11年10月11日、制限速度50キロの国道を自家用車で95キロで走行。同28日にも同じ国道を捜査車両で122キロで走行した。【中村宰和】
毎日新聞 2012年2月14日 地方版追記

2012年2月2日木曜日

取り締まりの警官、はねられ重傷=男ら車乗り捨て逃走-東京・荒川


あらあら、この警察官は災難でしたね。

交通安全ではなく、勤務評定向上のために、
一旦停止違反を隠れて取り締まっていたところ、
のこのことカモがやってきたので、
いつもの通り一丁上がりとおもっていたら
轢かれちゃったのですから。
しかも逃げられています。

このように、お巡りさん側にも極希に危険が及ぶケースがあるので、
事後の捜査を楽にするためにも、
是非とも警察側でビデオでの証拠保全を
お勧めしますね。


そうすれば、いかに道交法の趣旨に影響を及ぼさない
取締りを行っているかもあきらかになります。

この現在の勤務評価向上=ノルマのための
取締りシステムをワタクシ達ドライバーが容認しつづける限り、
効率良い人身事故抑止取締りは実現できず、
ワタクシ達ドライバーは警察官に怨嗟を抱き、
ホントの悪質運転者を検挙しようとすると
現場の警察官は怪我したうえ逃げられるという
負のスパイラルから抜け出すことは
決してできません。


現状の取締りシステムが維持されることで
一番得をしているのは誰でしょうか?


一般ドライバーと
現場警察官でないことはだけは
間違いありません。






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2日午前11時ごろ、東京都荒川区南千住の路上で、警視庁南千住署交通課の男性巡査部長(39)が、一時停止違反の乗用車を止め、事情を聴こうとしたところ、車が急発進し、巡査部長をはねて逃走した。巡査部長は脚の骨を折る重傷を負ったが、意識はあるという。
 車には男2人が乗っており、同署は道交法違反(ひき逃げ)容疑などで行方を追っている。
 同署などによると、巡査部長らが一時停止違反をした車を止め、運転手から事情を聴くため車の左斜め前方に立った際、車が急発進し、巡査部長をはねた上、約30メートル引きずって逃走した。
 車は白い国産乗用車で、現場から約300メートル離れた路上で乗り捨てられているのが見つかった。(2012/02/02-13:31)

道交法違反:出頭要請応じず 容疑で35歳の男を逮捕--高知南署 /高知



2011年9月の違反について、
出頭が無いことを理由に、
2012年2月1日に逮捕したと。
6ヶ月での逮捕は他府県ではあまりみない事例だと思います。何があったんでしょうね?

しかしさすが、我らが高知県警。
白バイ衝突死事件で証拠を捏造してまで
警察組織を守る気風を持つ組織ですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E7%9F%A5%E7%99%BD%E3%83%90%E3%82%A4%E8%A1%9D%E7%AA%81%E6%AD%BB%E4%BA%8B%E6%95%85




今回は左折違反という凶悪重大犯罪を犯した
ドライバーに、逮捕という正義の鉄槌です。
(逃亡の恐れを逮捕要件にするんでしょうね。)

しかも逮捕の元となった重大犯罪の証拠は
警察官の目視のみです。





すくなくとも自分は高知県に車ではいきたくありません。
居住も断固拒否しますね。

高知県警諸兄と同じ地域では
安全な生活などのぞむべくもありませんから。


ワタクシ個人からすると、彼等はがん細胞と変わりません。

自組織が繁栄するために必要なら、
市民を殺すことすら躊躇しないヤクザ組織です。

高知件にお住まいの皆様が車で出かけるときは、
シートベルトと同じように、ICレコーダ装備をお忘れ無く。


彼等が法律を曲解した実運用で
ワタクシ達を弾圧するならば、


ワタクシ達も法律を盾に「否認」するだけです。

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道交法違反(通行禁止)で警察の再三の出頭要請に応じなかったとして、高知南署は1日、須崎市栄町、会社員、松本勝成容疑者(35)を同法違反容疑で逮捕した。
逮捕容疑は昨年9月15日午前8時10分ごろ、高知市河ノ瀬の左折が禁止されている国道交差点で、松本容疑者運転の軽乗用車が左折した、とされる。
取り締まり中の同署員が発見し、松本容疑者に停車を求めたところ、松本容疑者は「病院に行くので午後に出頭する」と話して現場を離れた。しかし、数日たっても連絡がなく、同署側からの連絡にも応じなかったことから、今回逮捕したという。
松本容疑者は「そもそも通行していない」と容疑を否認している。通行禁止違反の場合、その場で反則切符(違反点数2点)を切られ、後日7000円の反則金を納めなければならない。【倉沢仁志】

元警察官が語る、交通違反取り締まり時の言い訳・言い逃れベスト5

すばらしい記事です!! 提灯記事を専門とするサラリーマン記者諸君には どんどん真似をするべきでしょう。 利害が相対する一方の立場の発言を 裏取りや調査もせず ただ聞いたことを記事にして 交通安全を声高に叫ぶ!    すばらしいw ...