神奈川県大和警察署交通課にお伺いします。
2014年12月9日に速度取り締まり指針を発表されましたね。
ひとことでいうと、現実の事故傾向と
速度重点的取り締まり場所が
一致していません。
もし一致していると主張するならば、
市民への説明が全く足りていません。
そもそも、管轄下では速度超過による事故発生は確認されていない、
かつ、交通事故の90%は一般市町村道で発生していると分析しているにもかかわらず、
市町村道ではなく幹線道路で速度違反を取り締まると宣言しておられます。
ワタクシはいったいなんのご冗談かと思ってしまいました。
たしかに、網の目のように広がる市町村道を速度取り締まり対象にすると、
人員や機材の問題からして、取り締まる側の効率が悪くなることは容易に想像できます。
だからといって、「市民から要望があった」「速度が上がると死亡率が高まる」という
記述だけを根拠に、事故発生頻度が低い幹線道路で速度取り締まりをおこなう
正当性がワタクシには到底理解できません。
市民からの要望を論拠とするならば、
取り締まり要望はいつ、何人くらいの人々から、何回要望があったか開示すべきですし、
要望者個人の偏った見解でないことを明かすためには、
その地域の住民投票でも実施するべきです。
死亡率低減を目指した速度取り締まりの基本方針は理解しますが、
速度超過による事故発生が確認されていないのであれば、
人員と予算を優先配分すべき取り締まりは
幹線道路での速度違反でないことだけは確かでしょう。
・・・費用対効果という言葉をご存知であればですが。
以上のことから、今回発表した取り締まり指針は、
事故抑止よりも警察組織都合を優先した旧態依然としたものであり、
古谷公安委員長のことば真摯にうけとめた結果だとは毛頭思えません。
警察組織は、その気になれば一市民の人権をいとも簡単に
制限する強大な権力を保持した機関であることをお忘れが如くみえます。
本当に市民の理解を得た取り締まりを行うつもりはあるのでしょうか?
事故傾向と乖離した交通違反取り締まりを続けるかぎり、
つまり、過去から連綿と続く悪しき慣習を断ち切れない限り、
市民から信頼を得る警察組織になることなどないことを再度自覚いただきたい。
今回の方針を許可した神奈川県公安員会および神奈川県警察幹部と、
取り締まり行為を実行する現場警察官諸氏が殉職した際でも、
花を手向ける市民などいないことを肝に命じるべきでしょう。
今も昔も変わりなく、市民より我が身と組織が可愛いならばこのままで構いませんけどね。
みなさんお住まいの地域を管轄する
警察ホームページにも
ボチボチと取り締まり指針とやらが
掲載され始めていると思うので、
一度ご確認されることをおすすめします。
笑いを通り越して恐怖すら覚えます。
こうやって役所は腐敗するのだなと。
自浄など期待できないのだなと。。。
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取締り110番
道交法違反・交通違反で否認を貫き
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