2011年12月16日金曜日

道交法違反:交通反則金を未納容疑で逮捕 今年27人目 /埼玉

この手の記事を見れば見るほど、
日本の大手報道機関の存在価値を疑います。


・・・100年前の陸海軍官僚が浮かべた
であろうしたり顔と、
現代の警察官僚が浮かべているドヤ顔。


ワタクシ達庶民は、自らの脳みそで真実を求めるほかありません。



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毎日新聞 2011年12月16日 地方版
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20111216ddlk11040303000c.html

交通反則金を納付せず、裁判所への出頭要請にも応じなかったとして、県警運転管理課は15日、上尾市の男子大学生(24)を道交法違反(通行区分違反)容疑で逮捕した。今年の反則金の未納による逮捕者は昨年から15人増の27人目。同課は「未納者は厳しい姿勢で取り締まっている。出頭要請があったら素直に応じてほしい」としている。
逮捕容疑は09年3月25日未明、上尾市西宮下の歩道を、原付きバイクで約30メートル走行したとしている。反則金6000円を納めず、簡裁への出頭要請が県警から5回あったが応じていなかった。大学生は「今まで払わなくて済んでいたので出頭しなかった」と供述しているという。
同課によると、未納者の逮捕は専属捜査員を配置した09年秋に本格的に開始。逮捕者は09年が2人、10年が12人だった。【飼手勇介】


2011年12月14日水曜日

【本家より転載】GIさんの白バイ追尾の体験談

本ブログの本家である、
「取締り110番 道交法違反・交通違反で否認を貫き 警察と闘うブログ」に
興味深い白バイ関連の記事でていますので転載いたします。

お暇なときにでも、本家を覗いてみてください。
特にコメントページがおもしろいですよ。



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GIさんが白バイ追尾による検挙を受けそうになり、結果的に警告指導で済んだ事例を紹介いたします。こちらの対応が異なると、結果が変わるという良い事例だと思います。赤字は私が入れたものです。

以下本文

先日の出来事をお伝えしたいと思います。私が10月に体験したことです。危うく冤罪になる事例です。

私がバイクで片側4車線のバイパス(制限60km)の第3車線を走行している時です。
前のトラックを抜くために4車線目に車線変更し追い越しをしようとしました。

その時、遙か後ろの1車線から赤灯が猛スピードで近づいてくるののがわかり、すぐ追い越し終了後トラックの前(3車線目)に入りました。
そしてすぐに急ブレーキをかけ、速度を落としました。

するとまもなく、2車線目から白バイが追い付いて来ました。そしてついてくるように指示されました。
その後、近くのインターからバイバスを降り、停車しました。

すると、こんにちは、○○県警交通機動隊の××です。何キロ出していましたか~?と近づいて来ました。

私はすぐどの地点から何メートル追尾して速度を計測しましたか?と質問しました。
なぜなら白バイのメーターの中には77kmと速度違反の値が見えたからです。

私は速度違反は成立しないと確信しました。なぜなら
1.同じ車線で測定していない
2. トラックが走っており、白バイからは死角になっている。
3.計測できたとしても距離が離れすぎている。
4. 白バイは路肩に停車し、そこから私を発見して発進、2車線目から追跡してきた。
以上の点から私は強気で取り調べに望みました。

話の内容は割愛させていただきますが、最終的には17km/h超過のことはなにも触れられませんでした。
そして切符も切られず、口頭注意になりました。

また、白バイ隊員との会話の中であなたのような詳しい知識を持っている人だと諦めてしまう警察官もいるよと言われました。

そして運転していた事実は確認しているから免許だけ確認させてといわれたので、
本当に見せるだけで渡す必要はないかと確認すると、渡す必要はないと言ったので免許を見せ、有効を確認すると
しまいました。

話が長くなってしまいましたが、何が言いたいかというと、
白バイは自由に速度違反を作れる、冤罪を簡単に作れてしまうということです。
白バイ隊員との会話の中で、速度違反の値は自由に作れる、ただ俺はこの仕事に誇りを持ってやっているから絶対にやらないと言っていました。

ただ、警察の不祥事がこれほど多いことを考えると、悪用する人間も出てくるでしょう。
白バイの点数稼ぎの犠牲になるのは法的知識のない人です。



ここからは管理人のコメントですが、取調べの冒頭で「どのように計測したのか?」と警察側の行動について尋ねているのが良い点です。警察は「俺はそんなに出していない」とか「違反をしたつもりはない」などの、被疑者側の行動についての言い訳は聞き慣れていますから強硬に出てきます。しかし、自らの行動について冷静沈着に質問されると、余程の経験と胆力がある者か、何も考えていないバカ(案外これも多いですが…)以外は、答えに窮して強硬な態度には出にくくなります。まして、そこでおもむろに録音を開始されたりすればなおさらです。

GIさんが白バイが正しく計測していないと判断した4点については、私の解釈は少し異なります。

1.同じ車線で測定していない

白バイも覆面も、被疑者に気付かれずにこっそり計測するのが目的ですから、基本的には隣の車線の内側、つまり、対象車両の斜め後方の死角を追尾することになっています。1車線道路や、隣の車線を他の車両が走行している場合のみ、対象車両と同じ車線を追尾することになっています。

異なる車線を追尾するのですから、道路が軽くカーブしていたりすると、等間隔で走行した場合に走行距離が異なるため、対象車両とは異なる速度が計測されてしまうのではないか?という疑問が湧くと思いますが…

そもそも切符さえ切れれば検察も裁判所も追認してくれますから、正確に計測する気など端からありません。追尾式の場合は好きなタイミングで計測出来ますので、そもそも等間隔で追尾する必要すらないわけです。

2. トラックが走っており、白バイからは死角になっている。


捜査報告書や実況見分調書では、トラックの存在はなかった事になっているから、あっても、死角にはならない位置を走行していた事にされます。警察にとって「真実」は関係ありません。白バイなりPCなりが追尾して、計測して、検挙したという事実さえ残ればその他の部分は全て嘘でも構わないのです。後方を撮影するドライブレコーダーを搭載している一般車はまずいませんからやりたい放題ですね。

3.計測できたとしても距離が離れすぎている。

警察は嘘をつきますからこれも関係ありません。報告書や見分調書では、被疑者車両の後方約20m付近を等速度・等間隔で一定距離追尾して計測したことにされます。前項と同じく、後方を撮影するドライブレコーダーを搭載している一般車はまずいませんからやりたい放題ですね。

4. 白バイは路肩に停車し、そこから私を発見して発進、2車線目から追跡してきた。

さすがに2車線飛ばしで計測したとは言いにくいですから、3車線目を追尾・計測したとされるか、被疑者車両が3車線目を走行していた、つまり、追抜後の速度を計測したとされるでしょう。繰り返しになりますが、警察に「真実」は要りません。

白バイ隊員との会話の中で、速度違反の値は自由に作れる、ただ俺はこの仕事に誇りを持ってやっているから絶対にやらないと言っていました。

白バイ隊員のこのセリフが一番笑えますね。警察の不祥事がニュースにならない日はないほど不祥事だらけの組織で、予算と業務評価の為に働いている公務員の、一体どんな「誇り」にかけてやらないと言うのでしょうね?

事故防止を目指すのであれば、事故原因トップ3の「わき見運転・漫然運転・その他(その他って何だよ!?)」を積極的に警告指導し(別に検挙する必要はないのですから、明らかな違反でなくても警告指導は出来ます)、強引な割込みや急ハンドル・急ブレーキなどを積極的に検挙し、事故の多い路線の事故の多い地点を事故の多い時間帯に交通整理していれば、事故はいくらでも減るでしょう。さらに事故防止を目指すのであれば、免許システムは大幅に改善して、一定レベル以上の反射神経がない者には免許証を与えず、公共交通機関を利用するよう促せば、交通インフラの持続と雇用確保にも繋がります。自動車が売れなくなっても、軽自動車しか売れない国内市場を無視して海外展開ばかりをやっている自動車会社が打撃を受けるだけですからどうでもいいでしょう。優遇するなら低賃金で長時間労働を強いる経団連傘下のグローバル企業ではなく、従業員を大切にする中小企業の経営こそ優遇すべきです。そういう意味では、従業員とOBを大切にして、一般人を食い物にして営業活動を続けている警察という組織は、勤める対象としてはなかなかよい企業なのかもしれませんね。

体験談を寄稿していただいたGIさんには改めて御礼申し上げます。


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2011年12月11日日曜日

全国一斉飲酒検問・・・

もうばかばかしくて泣けてきます。

報道の書き出しは

埼玉県内では飲酒運転で7人、携帯電話の使用などで218人の計225人が
道交法違反容疑で摘発された。

飲酒運転の一斉取り締まりを行い、酒気帯び運転やスピード違反、
シートベルト装着義務違反など計312件を摘発した。

繁華街周辺や高速道路のインターチェンジ付近など県内69か所で行われ、
酒気帯び運転や無免許運転などで計520件を摘発した。




だけど実態は「飲酒運転」の摘発は10%にもみたず、
「速度違反」「携帯電話使用」などの軽微違反検挙がその多くを占めます。


警察は何を取り締まりたかったのでしょうか?
人員と金を投入した作戦の成果を問わない
報道機関って、いったいなんなんでしょうか?


少なくとも警察組織に関する
この国の報道は欺瞞と茶番に満ちていますね・・・。



http://sankei.jp.msn.com/region/news/111203/stm11120316270001-n1.htm

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20111204-OYT8T00052.htm

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20111204-OYT8T00075.htm?from=popin

2011年12月10日土曜日

免許証紛失と偽り再交付…実は速度超過で提出し逃走、容疑で男逮捕/川崎

取締り110番 道交法違反・交通違反で否認を貫き 警察と闘うブログ


なるほど、この人がんばったみたいですね・・・。笑

こんなことをせずとも、
このブログをしっていてくれれば、
すくなくとも逮捕されることはなかったのになぁと
思います。。


2011年12月7日
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1112070027/


中原署は7日、道交法20+ 件違反20+ 件(免許不正取得、速度超過)の疑いで、川崎市幸区北加瀬1丁目、会社員の男(35)を逮捕した。

 逮捕容疑は、ことし9月7日午後2時5分ごろ、川崎市中原区木月4丁目の県道で、速度超過の取り締まりを受けた際、運転免許証を同署員に提出したまま逃走。翌日、県警本部交通部運転免許本部(横浜市旭区)を訪れ、免許証を紛失したと偽って再交付を受けた、としている。

 同署によると、同容疑者はかつらや口ひげで変装して同本部を訪れ、再交付を申請していた。

2011年12月9日金曜日

「金ない」「多忙」滞納最多

毎度のプロパガンダ報道ですね。

ルールを守って正しく否認して、このような
馬鹿な報道をやめさせましょう!




'11/12/8 中国新聞
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201112080009.html


広島県警は今年に入り5日までに、道交法違反で反則金を納付せず、出頭要請にも応じない運転者61人を逮捕した。1991年以降で最多。19人だった昨年の3倍強にのぼる。
 県警交通指導課と広島中央署など6署は5日、6人を道交法違反の疑いで一斉逮捕。今年の逮捕者は61人となった。
 同課によると、納付しなかった理由は「金がなかった」「仕事が忙しかった」のいずれかという。容疑となった違反は多い順に、携帯電話使用(21人)▽速度超過(9人)▽通行禁止違反(9人)▽信号無視(8人)。同課は「いずれも重大事故につながる危険な違反行為」と警告する。
 同課の藤田守次席は「時効(3年)まで逃げようとする違反者を放置するわけにはいかない」としている。

2011年12月8日木曜日

検挙時の対応法(簡易版)



検挙時の対応法には、「こういう対応をすれば必ず切符が回避できる」などというものはありません。相手の警官の性格・タイプ・検挙時の状況などによって、有効な戦術は異なります。

というわけで、この簡易版の対応法だけを鵜呑みにせず、検挙時の対応法についての目次にある記事については一通り目を通した上で、自分なりのロジックを組み立てて対応して下さい。

では、簡易版の対応法です。


①警官との会話開始時にあからさまに録音を開始

携帯かスマートフォンを持っている人ならば、ボイスレコーダーなどの録音機能があると思いますので、使い方を把握しておきましょう。本当は胸ポケットに入れて隠し録りをしておいて、警官の不法発言をいくつか引き出した上でそれらを指摘して警告処分での決着を図るのが一番良いと私は思うのですが、言質を取った上での交渉術などに自信がない方は、堂々と録音しながらの対応の方が妙な脅しを受ける可能性が低くなり対応しやすいでしょう。

この対応法でのポイントは、録音していることを警官にはっきりと悟らせるということです。多くの場合、警官が「こんにちは。警察です。」というセリフを言って会話が始まることが多いですので、そのタイミングで、

「ああ。ちょっと待って下さいね~」と言いながら、おもむろに携帯かスマホを取り出して、録音を開始しましょう。

言うまでもない事ですが、検挙時の録音を禁止する法律はありません。「録音を止めるように」という内容の指示・命令・脅迫には絶対に従わないで下さい。

②最初に警官の身分証を確認し、以降は氏名で呼ぶこと

これに関しては他の対応法にも詳しく書きましたが、警察手帳規則第5条に基づき、警察バッジの呈示を求めましょう。タイミングとしては、警察が免許証の提示を求めてきた時点、つまりはかなり最初の方のタイミングです。

警「免許証を見せてもらえますか?」
答「その前に警察手帳規則第5条に基づいて警察バッジを呈示し、私がメモを取るまで呈示を続けて下さい。」

通常なら応じない警官の方が多い(この事実自体が、警察が法律を守る気など最初から無い事の証左ですが…)ですが、録音している事が明らかな状況下では、渋々見せてくる警官が増えます。見せてきた場合は、ゆっくりと所属・階級・氏名を読み上げ、これ以降は警官を氏名もしくは氏名+階級名で呼びましょう。

録音していても、呈示を拒否する警官も多数いますので、その場合にはバッジの番号(個人認識番号と言います)を読み上げ、「バッジの呈示を理由もなく拒否したということでいいですね。」とだけ呟いておきます。

この部分に関してこだわり過ぎると、応援を呼ばれたりしてしまい、相手が複数になると、警察としても引きにくくなりますので、不必要にやり合わず、バッジの呈示を拒否された場合は、以降のやり取りは全て個人認識番号で行いましょう。「AC102の警官としては○○だと主張するのですね?」という感じです。

③違反の事実に関しては、速度超過については速度の否認。その他の違反行為については認識を否認しましょう。

飲酒検問の検査値を除けば、速度超過についてのみ、速度測定紙という物証が存在します。速度超過に関しては「多少の速度超過はしていたかもしれないが、容疑の速度は断じて出していない。」として、速度について否認しましょう。どのくらい出していたのか?という点については、自分が思う実際の速度、もしくは計測値の10km/h~20km/h程度下を主張しておけばよいでしょう。50km/h制限の道路で85km/hで計測されているのに、制限速度を遵守していたという主張は強引過ぎるということです。「流れに乗って70km/h程度は出ていたかもしれないが、86km/hということは断じてない。」という感じですね。

一方で、その他の一時不停止、信号無視、横断歩行者等妨害などについては、事実の有無を争っても無意味ですから、「そんな違反をした自覚も記憶もない。」と主張しておきましょう。もちろん、違反の事実が全くない場合は、強い調子でそれを主張しても構いませんが、現行のシステムは、警官が「見た」とさえ主張すれば、被疑者が現場にいなくても切符処理が可能な狂ったシステムになっていますので、違反事実の有無について長々と争う事も無意味です。「違反してない!」「いや、見た!」の不毛なやり取りをするよりは、

「違反した自覚はない!」→「いや、確かに見た!」→「ならそれを客観的に立証しろ!」→「警官が見たと言えばそれでいいんだ!」→「つまり、違反の事実がなくても警官が勘違いや見間違いをすれば、いくらでも検挙できるシステムだと自ら認めるのだな?」→「間違いなく見た」→「それでは答えになっていない。警察が標識の勘違いをして不当に検挙した例などいくらでもある。見間違いをした場合も切符が切れてしまうシステムだと認めるのだな?」

というやり取りに持って行った方がはるかにマシです。

④脅しと思われるような発言は、全てオウム返しに聞き直す

もちろん、アドリブの効いた切り返しが出来るならばその方がよいです。しかし、初めて否認する場合などは、緊張して上手く言葉が出てこない人も多いでしょう。そうであっても、プレッシャーが掛かるような発言をされた場合には、その内容をオウム返しに確認して、録音しておくということが大切です。仮に切符が回避できなくても、この録音証拠があるだけで、青切符の不起訴率は99.9%から100%に、赤切符の不起訴率も都道府県別の相場の数割増しになるでしょう。

脅し文句でよくあるのが、「認めないなら裁判になる」「否認するなら調書を録るので時間が掛かる」「違反について否認していてもこれ(速度測定紙)には署名しなければならない」などで、酷いのになると、「認めないなら逮捕するぞ」というのもありますが、録音している状態ではここまでは言ってこないでしょう。いずれにせよ、この手の発言をされて、それが違法な発言かどうかわからなかったら、とにかく繰り返して確認をしましょう。

「認めないなら裁判になる」→「否認すると「必ず」起訴されて裁判になると言うのですか?」→「いや…それは検察官が判断することだが…」→「では、○○さん(氏名で呼ぶと書きましたね)には起訴不起訴を決める権限がないのに、何故「裁判になる」と断定したのですか?」

「否認するなら調書を録るので時間が掛かる」→「否認すると調書の作成に応じる義務が生じるのですか?」→「義務ではないが…」→「義務ではないのに「調書を録る」とか「時間がかかる」と断定したのは何故ですか?」

「これには署名しなければならない」→「しなければならない、ということは署名する義務があると言うのですね?」→「義務ではないが…」→「義務ではないのに「しなければならない」と言ったのは何故ですか?」

という感じのやり取りをしましょう。もし相手が気が狂った警官で、義務ではないことまで「そうだ!義務だ!」と言ってきたら、「そうですか。義務なら仕方ありません。私の意志に反しますが、○○さんに義務だと言われたので署名しましょう。」と録音機器に口を近づけてはっきりと発言しながら応対すればよいでしょう。

⑤警告指導という措置が可能であることを確認する

全くの無実であっても、警察としては停めてしまった以上、「すみません。見間違いでした」とは絶対に認めません。骨の髄まで腐っている公務員というのはそういう生き物です。だからこそ、決着を図るラインはあくまでも警告指導です。警察は違反を見たら必ず検挙する義務があるわけではなく、

1.見逃す
2.警告指導(要するに口頭での注意)で済ます
3.署長宛の誓約書を書かせる
4.切符を切る

という4つの対応が可能です。実は圧倒的に多いのは1の「見逃す」であり、警邏中のパトカー隊員などは、自らの速度超過も含めて異常な数の違反を目にするわけですが、基本的には全て見逃します。義務でないことは気分次第でしなくても構わない、というのが法治国家の建前です。

停めてしまった以上は、2~4のいずれかで決着を付けるしかありませんので、こちらとしては「警告指導という措置も認められているな?」という点を確認してあげることが、相手の警官の面子を丸潰れにしない逃げ道を与える事になります。

「違反した自覚はないと言いましたよね?それでも違反があったと言うのであれば、完全なる過失で無意識に違反したものでしょう。具体的な危険性もなかったのですから、警告指導という措置を取ることも○○さんには可能ですよね?」という感じの問いかけをします。この点に関しては押し問答が多少続いてでも、「警告指導をするという権限が警官にはある」という点を認めさせましょう。

あとは④のオウム返しを使うことになります。

「違反には切符を切ることになっている」→「切符を切る義務があるのですか?」→「義務はないが、警官が判断してよいことになっている」→「つまり人によって基準が異なり、恣意的な運用がなされていることを認めるのですね?」

「切符を切る事が違反(事故)の防止になる」→「なるほど。では毎年違反(事故)数は減少し続けているのですね?防止になると断言したということは、減っていなければおかしいですよね?」

「警告指導も可能だが、これは切符を切るのが妥当だ」→「警告指導で済ます違反とはどのようなものですか?基準はどこにあるのですか?」


…。書いているうちに長くなってしまい、簡易版ではなくなってきてしまいましたので、ここまでをまとめて簡易版の完成とします。

①警官との会話開始時にあからさまに録音を開始
②最初に警官の身分証を確認し、以降は氏名で呼ぶこと
③違反の事実に関しては、速度超過については速度の否認。その他の違反行為については認識を否認しましょう。
④脅しと思われるような発言は、全てオウム返しに聞き直す
⑤警告指導という措置が可能であることを確認する

この5つの項目程度は誰でも覚えられると思います。というか、5項目程度が覚えられない人が、道交法を理解し、安全かつ円滑な交通を維持するような運転が出来るわけがありません。速やかに免許証を返納して運転をやめましょう。


取締り110番 道交法違反・交通違反で否認を貫き 警察と闘うブログ

2011年11月8日火曜日

事情聴取:「失禁の女性」警官2人告訴 三重・四日市北署

道交法違反の疑いでパトカー内で事情聴取された三重県四日市市の女性(50)が「トイレに行きたい」と訴えたのに失禁後も聴取されたとして、特別公務員暴行陵虐容疑で四日市北署の男性署員2人を津地検四日市支部に告訴したことが25日、分かった。地検は同日、受理した。

 同署などによると、女性は9月15日夕、四日市市山分町で乗用車を運転中、交差点で一時停止しなかったとして、パトカー内で署員2人から事情聴取された。女性は否認し、署員に「トイレに行きたい」と十数回訴えたが、失禁後も数十分にわたりパトカー内で聴取が続いたという。

 同署の深田久司副署長は「配慮に欠けた」などと女性に後日謝罪したが、

署長や当事者の署員らは
謝罪していないという。

深田副署長は
「事実関係が確認できていないので
署員の処分などを含め、コメントはできない」
と話した。
スポーツニッポン [ 2011年10月25日 19:04 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/10/25/kiji/K20111025001891930.html


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原告女性の行動力に感服いたします。

しかし、いつも「副署長」が対応ですね。
署長は警察庁のエリートなんですかね?

さらに、原告がICレコーダを証拠として検察に提示しているにもかかわらず、
いまだに「事実関係が確認できていいない」

・・・調べる気がないだけでしょ?


市民からの反論を受けた際の対応内容で、
警察組織の腐敗ぶりが目につきます。

津市民のみなさん、所轄の警察にはゆめゆめ油断無きよう。

かれらは
自己保存本能しかもたない
がん細胞のような連中なのかも
知れませんよ。


今後、果たして検察は起訴するでしょうか?
裁判所はどんな判断を?

日本の行政と司法の「常識」を期待せずに注目したいと思います。

元警察官が語る、交通違反取り締まり時の言い訳・言い逃れベスト5

すばらしい記事です!! 提灯記事を専門とするサラリーマン記者諸君には どんどん真似をするべきでしょう。 利害が相対する一方の立場の発言を 裏取りや調査もせず ただ聞いたことを記事にして 交通安全を声高に叫ぶ!    すばらしいw ...