スミマセン、今日も余談です。
でもちょっとふむふむと思ってしまったので
記事にさせていただきます。
このレポートの作成者は、あの日産自動車様です。
1999年発表資料なので少し古いですが、
傾向的には今も大きな変化はないと思います。
もちろん、これは統計データに過ぎませんので、
あくまで男女の事故傾向を示しているだけで、
それぞれの個人差は考慮されていません。
ワタクシ個人として、これをみて一つ思うことは、
現在の運転免許制度のありかたそのものを
問うべきだろうと思います。
女性の事故が多い傾向にあるならば、
指導者がその個体差を見分けた上で、
いまよりもきっちり教習所で教育すべきですし、
その人の能力が運転に向いていないならば
免許書を交付すべきではありません。
交通事故、人身事故をホントに警察が望む、
あるいは責任を負う気があるならば
そのような提言を社会にして然るべきだとおもいます。
ひょんなご縁でこのページをみたみなさん、
今後の安全運転時のご参考にいただければと思います。
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免許保有者数は増加の一途を辿っているが、その要因の一つは女性の免許保有率の増加である。同時に、女性ドライバーが第一当事者の事故件数の増加も指摘されるようになってきた。
本報告では、今後の交通環境、車両などでの事故防止に向けた取り組みの参考とするため、「性別年齢層別にみた、走行距離あたりの事故件数」を用いて、女性ドライバーの関係する事故の特徴をあきらかにした。
1.はじめに
今回の分析のための事故データは、(財)交通事故総合分析センターから提供していただいた1996 年分の集計値を用いた。また、走行距離データは、科学警察研究所交通安全研究室の論文から引用させていただいた2)。女性は昼間に事故を起こすことが多く、車の使い方をみても、昼間に運転することが多いと言われており1)、昼間の事故データについて分析を行なった。
2.走行距離あたりでは、女性の方が事故率が高い
月間走行距離(図1)は、どの年令層でも男性の方が長い。しかし、男性は仕事に関係した運転が多いようで、定年後の60歳代になると走行距離は半減する。女性にそれが見られないことから、女性の車の使い方は仕事より私事に多いことが考えられる。
年齢層別免許保有者数と月間走行距離から「年間総走行距離」を計算し、距離あたりの事故件数を「事故率」とした。図2をみると、走行距離あたりでは女性の方が事故率が高い。今後は女性の免許保有者数が増加するので(特に50歳以上で保有率が増加する)、事故件数も増加するのではないかと懸念される。
3.女性の事故は出合頭
自動車ドライバーが第一当事者の場合、車両相互事故が84%(1996 年値3))で一番多い。そこで、昼間の車両相互事故を、事故類型別に集計したのが図3である。男性は「出合頭」と「追突」が同じくらいであるのに対して、女性は「出合頭」が圧倒的に多い。
4.信号のある交差点での事故
出合頭事故の92%(1996年値3))は、交差点で起きている。女性に出合頭事故が多い要因を明らかにするため、交差点での事故を分析した。昼間の車両相互事故のうち、信号のある交差点でのデータを、法令違反別に集計してみた(図4)。男性に比べて女性は「信号無視」の高さが目立つ。また、行動類型別に集計してみると、女性は男性に比べて「右折」の割合が高い。
5.信号の無い交差点での事故
図5は、昼間の車両相互事故のうち、信号のない交差点でのデータを男女別に集計したものである。女性の方が事故率が高い。グラフは載せていないが、道路幅員別の事故率をみると、女性は3.5m未満と3.5m以上5.5m未満の道路に集中しており、信号のない比較的細い道路を走るような用途が多いことを想起させる。
信号のない交差点での事故のうち、女性が第一当事者であるデータを法令違反別に集計したものが図6である。女性に多い違反は「安全不確認(前方、左、右)」、次いで「指定場所一時不停止等」。
6.考察とまとめ
以上から、女性ドライバーに特徴的な事故をキーワードにしたのが、表1である。これは「高齢ドライバー」のキーワード(表2)と非常に良く似ている。高齢ドライバーについてはこのような特徴が出る原因を、加齢に伴ない視界中の信号や標識を認識できなくなるせいではないかとしていた4)が、女性ドライバーは若いうちから特徴が出ており、原因が違う可能性がある。
原文はこちらに!
www.nissan.co.jp/INFO/AUTO_TRANS/AUTO...J/p12_13.pdf
取締り110番
道交法違反・交通違反で否認を貫き
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