2011年7月28日木曜日

道交法違反:逃げ得許さぬ 奈良県警 容疑で4人逮捕 / 奈良県

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県警交通指導課などは27日、交通違反の反則金を納めず、計11回の出頭要請にも応じなかった違反者4人を道交法違反容疑で逮捕した。
逮捕されたのは、橿原市川西町、無職(39)▽御所市東松本、会社員(37)▽香芝市田尻、会社員(42)▽香芝市瓦口、建築業(45)--の4容疑者。昨年1~8月、一時不停止や運転中の携帯電話使用、速度超過などの違反をそれぞれしたとされる。
納付を渋った反則金は郵便代を含めて6800~2万5800円。同課は「そのままにしたら不公平で、不納付者が増える。逃げ得は許さない」としている。
毎日新聞 2011年7月28日 地方版より
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この逮捕劇のカラクリを解いてみましょう。


不当な取締をうけてしまった場合、
だからといって、警察からの呼び出しを
全て無視していると、このように見せしめとして
逮捕されることがあります。


「無視しても良い」としているのは、
所轄署・通告センターからの出頭要請です。


一方で、日時は変更してもよいが、
「逮捕を避ける為には出頭すべき」
しているのは、
「オービスで撮影された場合の警察からの出頭要請」


と、
「簡裁・検察庁併設の交通執行課
(県によっては交通執行係)からの出頭要請」
です。




この交通執行課は、被疑者が認めれば反則金を支払わせ、
否認したら送検するのが仕事です。

本来は送検に調書は必要ありませんから、調書なしで送検すればよいのですが
(現に出頭しても調書への署名を拒否して帰宅すれば同じ事です)、
度重なる出頭要請に従わない者に対しては、
今回のように見せしめ的に逮捕して国民に


「反則金を支払わないとヤバイ」
という
幻想を持たせようとします。



記事を読むと、まるで
反則金を納めなかった事が逮捕の原因


のように感じてしまう読者が多いでしょうが、
実際には出頭拒否を続けた結果、
「このままでは時効が成立してしまう
ので逃亡の恐れがある」として逮捕


しているのです。
犯罪捜査規範219条がありますので、道交法違反の逮捕については、
正当な理由がなく求めに応じないというよりも、
公訴時効3年が近付いた者から、
「逃亡の恐れがある」として逮捕する
例が大多数です。

実際には時効が成立して逃げ得になってしまって
いる者も多数いますが、新聞はそういう例は記事にしませんね。
いずれにせよ、私のブログの「青切符について質問する前に」の記事では
以下のように記載してあります。





違反から半年~1年後に、交通裁判所(または簡易裁判所)内の
検察庁分室(もしくは○○警察署交通執行係)から、
「お伺いしたい事がありますので以下の日時に出頭して下さい。」
というハガキ(未確認だが封書もあり?)が届きます。


日時の変更は容易なので、指定日が都合悪ければ電話をして出頭日を
変更した上で1回だけ出頭して下さい。


出頭すると「警察官取調室」に通されます。ここで認めると当日限り有効の
反則金納付書がもらえるのが最近の流行ですが、
否認ですから「否認します。」とだけ答えます。



というわけで、不当な取締に
遭遇された方は、
「ルールを守りつつ」安心して
粛々と否認を実行下さいませー^^


道交法違反・交通違反で否認を貫き
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